幼い時の記憶が運動関係の人は要注意!?心理学三大巨頭の一人アルフレッド・アドラーが語る危険性とは?(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」第8章概要・感想)
雑談
この前弟とスマブラをやったんですけど、ボロ負けしました。私はスネークを使ったのですが弟曰く「お兄ちゃんのスネークは完全に動きが読めるといわれました。私そこまでひどくないと思ったんですけどねぇ、、
第8章 甘やかされた子供はどうなるのか
第1段 覚えている記憶の意味
概要
ここでは個人心理学における記憶の重要性にちうて語られている。基本的に他の心理学は見過ごしがちであるが、記憶というものは個人心理学(アドラー心理学)においては非常に重要な意味をもたらすと述べた後、その理由も説明。記憶の改ざんなどの反対意見をも覆すその主張に注目する。
この段についての感想
この章から章ごとの範囲が狭くなってきて非常に読みやすくなってきています。(レビュー書く側からするとあまり喜ばしくないのですが)
これは自分の話なのですが、私も幼い頃の記憶というのを一つだけ持っていて、それが「父と母と私の3人で仲良く寝ている所を遠くから見ている。」という記憶なんですよね。もちろんこれは夢の話とかではなく本当に起こったことがあるという記憶なんですよね。成程アドラーはこれからその人の目標などを推測しているのかと考えたのかと興奮し、自分もやってみたのですが上手くいかないですね。非常に悔しいです。皆さんもこのような記憶があればやってみてはいかがですか?
第2段 甘やかされた子供の記憶
概要
この段のタイトル通り、甘やかされた子供の記憶の傾向に関して、アドラーが例を交えて解説している。非常に短い。
この段についての感想
この段では例が二つとこの本では初めてのことが起こりました。しかも非常に短い段の中でです。そこから感じたこととして、やはり例があればあるほどその情報が信用できるものになるので、少ない中で例を二つ用いたこの段の内容は分かりやすく、尚且つ信用・信頼出来るものでした。
第3段 社会に適応できない30歳の大学生
概要
この段もタイトルの通り「30歳の大学生」の例。この学生はいつも受験が近くになるといつも緊張して眠ったり集中することが出来ずにいたためアドラーの元を訪ねてきました。ここから彼には勇気が足りていないと推測し、この学生の年齢なども考えてこの男性がなぜこのようになったのかの見解を展開する。
この段についての感想
この段のタイトルのインパクトすごいですね。「30歳の大学生」ですよ。なんで学費払えてるんだろう、という考えはさておいて、アドラーというか私的精神科医の凄いところとして、結構ダークな部分にまで行っちゃうんですよね。まあ専門がそこなのでしょうがないですけれど、、そういうダークなのをガツンと言っているのを初めて見たときそれホントか?ってなりました。なので心理学はあまり分からないけれど興味があるという方は、少し覚悟してください。
第4段 25歳の男性の不安
概要
これまたタイトルでネタバレしていくパターン。今回の患者は最も古い記憶がおもちゃの車に乗って一日中走り回るといったものでした。アドラーはそのような記憶を持つ人は働き始めてから困難に直面する人が少なくないといいます。この患者も素行が悪くなってアドラーの元に連れてこられました。そこでアドラーはこの患者の幼い頃の思い出から他の精神科では見逃していた本当の原因にたどり着きます。
この段についての感想
この段では思春期による燃え上がりの影響で素行が悪くなったと考えられていたこの男性をアドラーが本当の原因を導き出すまでが1セットなのですが、そんな簡単にみやぶれる!?というのが私の正直な感想です。誰だって、思春期にグレたのなら、思春期に原因があると考えます。僕も考えました。それなのに本を読む限りでは話だけでアドラーは真実をつき止めている様に感じました。事実この話もホンの1ページかそこらで終わってしまうのです。そのことからも考えるとやはりこの段はアドラーの凄さを伝えているのではと思いました。
第5段 古い記憶の持つ意味
概要
この段にはある一つの主張に二つの例が使われています。
主張
「幼い時の記憶が危険な状況にまつわるものは不安を利用することがライフスタイルの大きな要素となっている人」
一つ目の例
「数年前に結核を患った女性」
二つ目の例
「赤面恐怖症の男性」
となっている。
この段についての感想
幼い頃の記憶が今の感情に非常に密接にリンクしているというのは凄い興味深いですね。だって皆さんが持っている幼い頃の記憶は本当の記憶ではなく自分の今の感情を表現していると考えたら何が本当の記憶か分かりませんよね。
次回 アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」第9章 精神障害は何を引き起こすのか概要・感想
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