里芋田村磨呂の心理学解説

心理学の本についてその本ができた背景や作者の事もふかぼりしつつ解説していきます。ぜひ紹介した本に興味をもっていただければなーと思っています。

これ、どっちが大きいと思います?この現象を発見したヘルマン・エビングハウス紹介(心理学偉人紹介第7段ヘルマン・エビングハウス紹介)

今回紹介するヘルマン・エビングハウス。 前話 前回の心理学偉人紹介の語呂合わせ 本編 彼のプロフィール 彼の功績 忘却曲線の研究 エビングハウス錯視 彼の歴史 下積み時代 心理学研究所時代 まとめ あとがき 前話 さあ今回も始めていきましょう。今回紹介…

心理学に一番影響を与えた人物。ヴェルヘルム・ブント紹介(心理学偉人紹介第6段ヴぇるヘルム・ヴント)

ヴェルヘルム・ブントの写真。長ーいお髭が印象的 前話 ヴントのプロフィール 前回の心理学偉人紹介の語呂合わせ 本編 ヴェルヘルム・ブントの歴史 子供時代 心理学部時代 ヴントの死から死後の影響 まとめ 後書 前話 今回の心理学偉人紹介で紹介するのは「…

分化と統合について調べたオーストリアの真理学者ハインツ・ヴェルナー(心理学偉人紹介小話第1段ハインツヴェルナー)

頑張って見つけたハインツ・ヴェルナーの写真 今回のブログの趣旨兼前話 今回は心理学者の中でちょっと有名な人物について紹介していきます。(その人の情報が十分でない場合や顔の画像が見つからなかった時にこういう風に紹介していきます。多分すぐ終わり…

ゲシュタルト心理学・群化の法則を提唱したドイツの心理学者マックス・ウェルトハイマー(心理学偉人紹介第5段マックス・ウェルトハイマー紹介)

今回の主役マックス・ウェルトハイマー 前話 今回の心理学偉人紹介で紹介するのはゲシュタルト心理学の生みの親マックス・ウェルトハイマーです。このウェルトハイマーの出身地はドイツですが後にアメリカに移住しています。彼は1880年に生まれ1943…

IQ検査の生みの親デイビット・ウェクスラー(心理学偉人紹介第4段デイビット・ウェクスラー)

IQ。と聞いて何を思い浮かぶでしょうか。東大とか京大に言っている人。とか、アインシュタイントかダ・ヴィンチみたいな人。などのことを想像するでしょう。でも、皆さんはIQの事についてどのようなことをご存知でしょうか。例えばそう、現在のIQを測れる仕…

若きトリックスター!?ロシア連邦(ソビエト連邦)心理学界の基礎を作ったレフ・ヴィゴツキーについて紹介!(心理学偉人紹介第三弾レフ・ヴィゴツキー)

今回紹介するレフ・ヴィゴツキー 前話 さあ心理学偉人紹介第3段を始めていきましょう。今回紹介するのはロシア連邦(旧ソ連)の心理学の権威であった若き天才レフ・ヴィゴツキーについてです。 彼は1896年に生まれ1937年に37歳で亡くなりました。…

スタンフォード監獄実験を主導した社会心理学者フィリップ・ジンバルドー人物紹介

2009年の講義の際のフィリップ・ジンバルドー 皆さんは2004年に起こった衝撃の事件を覚えていますか。ヒントはアメリカ・イラクです。 はいそうですね。正解を言ってしまうとイラク戦争で起こった「アブクライブ刑務所における捕虜虐待」事件の話で…

SとM(サディストとマゾヒスト){第9章精神障害は何を引き起こすのか概要・感想}

今回も9章の話の前にお話を 最近は夜に中々寝られず苦労しております。そこで私は夜に風呂に入った後で、ココアを飲むようにしています。そうするとやっぱり体の芯からホットになれるような感じになります。しかし、全然寝られませんでした。特にこの前はほ…

幼い時の記憶が運動関係の人は要注意!?心理学三大巨頭の一人アルフレッド・アドラーが語る危険性とは?(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」第8章概要・感想)

雑談 この前弟とスマブラをやったんですけど、ボロ負けしました。私はスネークを使ったのですが弟曰く「お兄ちゃんのスネークは完全に動きが読めるといわれました。私そこまでひどくないと思ったんですけどねぇ、、 第8章 甘やかされた子供はどうなるのか 第…

末っ子のたどる道(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」概要・レビュー第7,5章)

それでは前回の続き、第7,5章レビューを始めていきましょう。前回の第7章はこちらから sakanouenotamuramaroyosihisa.hatenablog.jp 雑談 近頃は気温も暖かくなってきましたね。家ももう扇風機を使っています。でも使っていると、体が「寒い」って感じて止…

兄弟性格診断を信用していると痛い目に合う!?アドラーが主張するわけとは?(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」概要・評価第7段)

こんにちは。私です。最近はコロナのせいで(まあ私がだらしないせいなんですが)狂ってしまった1日のルーティーンを健康的にするのにも成功して、コロナ生活にも慣れてきてしまいました。でも慣れって怖いですよね。一度慣れてしまうと元のルーティーンに戻…

20世紀に最も心理学に影響を与えた人物の一人。権力による服従を導き出したスタンレー・ミルグラム

皆さんは権力を前にしたとき、それに屈せず自分の意思を貫くことができますか?今回はそんな疑問を抱き、調べた心理学者で次回紹介できればいいなと考えている「服従の心理」の著者スタンレー・ミルグラムについて解説していきます。解説といってもその人物…

物乞いこそが王(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」第6章概要・感想)

こんにちは。私です。最近は日記が毎日 「今日はなんにもないすばらしい一日だった」 になっています。コロナで暇です。でもその分ブログを書くのが進みます。 ※これはシリーズものです。前回もおもしろいのでぜひ見てね。 sakanouenotamuramaroyosihisa.hat…

左利きの子供と中二病(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」概要・感想第5章)

心は人間を作る上で非常に大事な部分です。そして、心は時に身体のケガ以上に身体に現れることがあります。今回はアドラーが心と体の関係を解説します。 第5章 心は体に何を引き起こすか 第1弾 心は態度に現れる 概要 人間が表す態度についてのアドラーの見…

モルヒネを打ち続ける夫婦から分かるパチンコ依存症(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」第4章 結婚は心にどう影響するか)

今回からレビューの感じを大分変えてみました。これによりこの本の内容がもっと分かりやすく伝わると思います。※前回の記事も面白いので見てね。 第4章 結婚は心にどう影響するのか 第1段 愛と結婚についての質問 概要 愛と結婚についての質問がよくされる…

劣等感のアドラ-心理学(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」レビュー3.5章

遂にこの「なぜ心は病むのか」レビューも四回もやって結構慣れてきました、、、、、、いややっぱ慣れないです。このレビューってなかなか自分の伝えたいことが言えないのですよね。もう少しまとめられるといいのですが、、もう少し努力してきますー 本編 な…

子供が神経症になるタイプ3選(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」レビュー3章)

それでは第3章第4章の解説を始めていきましょう。※前回もおもしろいので読んでね 第3章「母親は子供の心にどう影響するのか」 この第3章は11章の中で一番長く、アドラーの主張が一番隠されている章でもあります。そしてこの章は前半と後半で全く話が違…

鬱病を軽減する方法!?アドラー心理学のおもしろさを徹底解説(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」レビュー2章)

それでは早速2章から解説したいと思います。(前回見てない人はぜひ見てね!) 2章の題名は「人はなぜ統合失調症になるのか」というストレートな題名です。この章ではこれからもでてくるアドラー心理学において相当重要な単語である「3つの課題」について…

アドラー心理学の創設者アルフレッド・アドラーの書いた名著レビュー(アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」レビュー①本の概要・1章)

それでは今回から本編アルフレッドアドラー著「なぜ心は病むのか」についてのレビュー的なのを書いていきたいなと思います。 ※これは前の章の「アドラーとはどういう人物だったのか」編を読まなくても分かりますが、読んだ方が少し分かりやすかったり、私が…

アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」を読んで①アドラーとはどういう人物だったのか 豆知識編 後編

前回のあらすじ アドラーは兄と仲が悪かった。 アドラーは母が弟の亡くなった時に笑ったという記憶を持っていた為、母と仲が悪かったが、仲直りした。 父はとても民主的な人だった為、アドラーはそのような人格に育った。 アドラーと結婚したライザは小柄で…

アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」を読んで①アドラーとはどういう人物だったのか 豆知識編 前編

前回までのあらすじ アドラーは1916年(46歳)に大戦で軍医として従軍する。 その中でアドラーは、共同体感覚こそがなにより重要であると考え、後に共同体感覚を個人心理学の基礎とする。 終戦直後にアドラーは労働者委員となり、1922年(52歳)に世界で…

アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか」を読んで①アドラーとはそういう人物だったのか後編

前回までのあらすじ 1902年(32歳)フロイトに誘われてウィーン精神分析協会に入る 1910年(40歳)にウィーン精神研究会の議長に就任する。 この頃からウィーン精神研究会が拡大し、色々な派閥ができ、対立が激しくなる。 1911年(41歳)にウィーン精…

アルフレッド・アドラー著作「なぜ心は病むのか]を読んで①アドラーとはどういう人物だったのか中編

前回はこちら!! sakanouenotamuramaroyosihisa.hatenablog.jp 心理学偉人紹介第二段はこちら!! sakanouenotamuramaroyosihisa.hatenablog.jp 前回までのあらすじ アルフレッド・アドラーは1870年にオーストリアハンガリー帝国(現在のウィーン)で生…

アルフレッド・アドラー著作 「なぜ心は病むのか」を読んで①アドラーとはどういう人物だったのか前編

アルフレッド・アドラーの名著 「人はなぜ病むのか」についてご紹介したいなと思い、前提としてアドラーの時代背景を語ろうと思いました。心理学というよりも歴史の要素が強いです。